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フリーランスの営業代行に依頼できる業務
フリーランスの営業代行に依頼できる主な業務は「顧客の新規開拓」「ルートセールス」「テレアポ」の3つです。
特に顧客の新規開拓では、営業代行が持つ独自のルートや人脈により、自社の営業職とは異なる地域・分野の顧客獲得が期待できるのが魅力です。
最近では、フリーランスの営業職専門エージェントが普及したことにより、営業代行を生業とするフリーランスが増えてきています。
新規で社員を雇うよりも、すでに営業経験・人脈が豊富なフリーランスに依頼して自社商品を販売してもらった方が合理的なため、主にBtoBのビジネスにおいて需要が高まっているのが現状です。
ただし、フリーランスの営業代行へ依頼する際は、事前に以下の業務を整える必要があります。
・リストを作成する
・社内体制を整える
・ペルソナを考える
上記のような、営業活動を行う前段階の部分に課題がある場合、営業代行を依頼しても良い結果につながらないリスクがあります。中長期的に自走できる組織を作りたいのであれば、営業活動だけでなく、前段階の部分にも注力するよう意識しておきましょう。
フリーランスの営業代行に依頼する際の報酬形態と相場
フリーランスの営業代行に依頼したいと思っても、どのような報酬形態で相場はどのくらいなのか、わからない方が多いでしょう。
ここでは、フリーランスの営業代行に依頼する際の主な報酬形態と一般的な相場をご紹介します。自社の予算感と照らし合わせて依頼の検討材料にしてみてください。
固定報酬
固定報酬とは、契約時に定めた日額もしくは月額が、報酬として支払われる形態です。
成果の有無や金額にかかわらず、報酬は一定額となります。どれだけ高い売上が発生しても報酬を上げる必要はありませんが、反対に成果が出なくても報酬を支払う必要があります。
一般的な相場は、下記のとおりです。
・日額:3~5万円
・月額:30~70万円
売上が高ければ高いほど割安で営業代行を依頼できるため、主に商材単価の高い企業で用いられる報酬形態です。
成果報酬・成功報酬
成果報酬・成功報酬とは、成果や成功に応じて金額が支払われる報酬形態です。
成果が上がる・商談が成立するなど、所定の条件を満たす場合に報酬が発生するようになっており、売上を出すほどに報酬額が増えていきます。
一般的に売上の20~50%が報酬となっており、仮に月60万円の売上を出した場合、12~30万円が報酬となる計算です。
成果報酬、成功報酬ごとの単価相場は、下記のとおりです。
・アポ1件獲得:1.5〜2万円
・1契約獲得:売上の30~50%
企業としては成果が出るほど営業代行にかけるコストが高くなるため、主に商材の原価が低い企業や、コストがかかっても売上を伸ばしたい企業で用いられます。
複合型報酬
複合型報酬とは、最低限の固定報酬に加え、成果に応じた金額が支払われる報酬形態で、固定報酬と成果報酬のハイブリッド型です。
あくまで報酬のメインは成果報酬としているケースが多く、固定報酬は営業活動の実費程度の位置づけなのが特徴です。
一般的に相場は固定報酬が月額5~20万円で、成果報酬1件あたり1~3万円となっています。
下記のような、固定報酬と成果報酬のマイナス面をカバーできる報酬形態です。
・固定報酬:営業成績にかかわらず報酬は一定のため、売上が低いと無駄なコストがかかる
・成果報酬:売上を伸ばすほど報酬を獲得できる性質上、強引な営業による企業イメージの低下が懸念される
売上顧客管理といった商品販売以外の業務を任せたい企業や、商材の原価に余裕がない企業で用いられる傾向にあります。
スポット契約
スポット契約とは、営業業務の一部のみ委託してコストを抑える報酬形態です。
営業代行は、業務内容の難易度・専門性が高くなるほど報酬が高額になるため、すべてを一任してしまうと大きなコストアップになりかねません。
そのため営業業務の一部だけを委託して、コストを抑えながらもリソース不足をカバーできる方法です。
業務内容によって相場は異なりますが、主なサービスごとの報酬相場は、下記のとおりです。
・テレアポ:1コールあたり100~120円で、1アポイントメントあたり1~1.5万円前後
・Web集客:月額1~15万円前後
・顧客対応:月額1~10万円前後
・コンサルティング業務:1時間あたり1~10万円前後
必要な業務だけを任せられるので、注力したい業務に戦力を集中できます。
また、コストの調整がしやすいため、少ない予算でも、効率的に営業成果を出したい企業に適しています。
フリーランスの営業代行に依頼するメリット
フリーランスの営業代行への依頼には、3つのメリットが存在します。自社で求めるものとマッチするようであれば、営業代行の委託を本格的に検討してみましょう。
自社に合った人材へ依頼できる
フリーランスの営業代行は、自社に合った人材へ依頼しやすいのがメリットです。
営業代行会社に依頼する場合は、担当者を事前に確認できないのが一般的です。どのような人材かわからないことに、不安を覚える方も多いでしょう。
しかし、フリーランスであれば経歴や得意な業界・商材、営業活動の担当範囲、人柄などを踏まえて、自社のニーズに合った即戦力人材にアプローチできます。
担当者のコミュニケーション能力や人柄まで知ったうえで依頼できるため、企業の顔となる営業パーソンを安心して任せられるのは大きな魅力です。
フリーランスと企業を結び付けてくれるビジネスマッチングサイトを利用すれば、効率よく自社とマッチングする人材を探せます。
コストを抑えられる
法人の営業代行を利用する場合に比べて、コストを抑えやすいのもメリットです。
一般的に営業代行会社へ委託する場合の料金相場は、固定報酬型で月額約50万円以上、成果報酬型なら売上の30~50%ほどです。
しかし営業代行フリーランスであれば、法人の営業代行会社のように、社員の人件費・広告費・会社の運営費用などコストがかかりません。
そのためフリーランスの営業代行に依頼する一般的な料金相場は、固定報酬型で月額約30万円以上、成果報酬型なら売上の20~50%です。法人よりも、安価で依頼できます。
比較的柔軟に対応してもらえる
営業代行会社に依頼した場合、イレギュラーな対応は断られるケースが多くなっていますが、フリーランスの営業代行であれば個人に裁量があるため、柔軟に対応してくれる可能性が高いです。
また、テレアポだけ・顧客対応だけなど、必要なサービスをピンポイントで依頼することもできます。
フリーランスの営業代行を利用する際の注意点
フリーランスの営業代行に依頼する際は、何のために依頼するのか「目的」を明確にしておきましょう。
ひと口に営業代行といっても、アポを獲得したい場合・営業ノウハウを吸収したい場合では、選ぶべき人材が異なります。成果を最大限に引き出すためには、依頼目的を明確にしたうえで適切な人材へ依頼する必要があります。
また、フリーランスの営業代行には、下記のような注意点もあります。
・顧客とのトラブル発生により自社が責任を負う可能性がある
・情報漏洩のリスクがある
・個人で対応できるリソースには限りがある
上記のリスクを抑えるには、依頼先に対してしっかり業務範囲を説明したうえで、双方で齟齬が生まれないよう密にコミュニケーションをとることが重要です。
そのほか、外部に依頼することから、進捗状況を管理するためのツールが必要となります。もしツールが導入されていないと、かえって非効率になるおそれがあります。
効率良く営業活動を進めるのであれば 、企業の営業代行サービスを利用すると良いでしょう。
営業活動を効率良く進めるのであれば、「DX営業代行」を活用してみてはいかがでしょうか。「DX営業代行」では、リスト収集やフォーム営業、テレアポ営業をお客様の代わりに引き受けるため、営業活動の効率化が図れます。
専任のマーケティングチームがDXツールを駆使して最適なアプローチを提案するので、営業の質を向上させることにもつながります。
また、営業代行をする際は、弊社の営業ノウハウを積極的に提供しているので、自社で営業体制を強化したいお客様にもおすすめです。
無料トライアルでご利用いただけるので、ぜひ気軽にお試しください。
まとめ
フリーランス営業代行はコストを抑えたり柔軟な対応が期待できたりと、企業にとってメリットが多いです。その反面、情報漏洩や個人のリソース限界といった問題もあるため、注意点も理解したうえで、利用するかどうか検討しましょう。